SUV車、ワゴン、セダン、コンパクトカーなど、国産のミニバンを除く、多くの車種では後部座席(リアシート)にリクライニング機能がない、もしくは気持ち程度のリクライニングにとどまる場合が多いです。
特に、輸入車はその傾向が強く、ミニバンと呼べる車種でもリクライニングができないことが多いです(ゴルフトゥーランなど)。
それでも、自動車のオーナー(お父さん)は、後部座席に座る人(お母さん、子供)に快適に、くつろいで過ごしてもらいたいと望んでいると思います。
特に、毎週末ごとに遠出をするような家族や、自動車での一泊旅行を好むファミリーには、移動時間で疲れてしまわないことが重要と考えているはずです。
一般的に自動車メーカーは、正しい姿勢で座ってもらいたいという思想から、後部座席のリクライニング機能の有無や傾斜を決めている、と考えられていますが、本当にそうなのでしょうか。
なぜ前席(運転席・助手席)はどこまでもリクライニング出来るような機能なのに対して、後部座席はそうではないのでしょう?
簡単に言ってしまえば、コストの問題(前席と違って荷室との干渉の調整が重要)が一番と思われます。
であれば、家族に後部座席で快適に過ごしてもらうために、後部座席をリクライニングできるようにしたいと願っている自動車オーナーが多いなかで何か提案できることはないだろうかと。
(ただし、問題は自動車オーナーは、後部座席に座ることはほとんどない。)
(声を上げるべきは、後部座席で長時間過ごす可能性のある、子供とそのお母さん。)
なお、開発者の妻は、以前から「後部座席がリクライニングできない自動車は選んではだめ」と開発者に伝えていました。
それは妻が家族(主に父親)の教えとして、それが良い車の重要なファクターの一つだと教えられてきたからでした。
話は変わり、関連商品をネットで探すと、後部座席のリクライニングをできるようにする改造パーツが出回っています。 ポルシェ“カイエン”やジープ“ラングラー“、マツダ“CX-5”など。
ただ、
改造を自身ですることには抵抗があるだろうし、専門業者に依頼すればかなりの費用が掛かってしまうので実際に行動に移せる方は少ないでしょう。
そんな時に使える製品が欲しかったのです。そうこれで、ドイツ車のSUVやワゴンを買うことが許されることになるでしょう。